金額の多寡、カメラマンマッチングサイトについて

動画からの切り出しカット。
今日は長文です。
僕はブログ以外でSNSはほぼ触っていないです。
あれって自分の心情を書くものではないし、書けば恥をかくだけだし、かといって、
告知することもないので。
ただ、全然行けてないですが、週末を利用してプライベート撮影を行うことにしているので、
インスタはただただ写真を載っけるようにこれからまた活用するかもしれません。
で、その辺を眺めてるとThreadsの写真家のつぶやき関連が広告で流れてきて、鬱陶しいです。
コロナ禍の1年前くらいから、当時相当な仕事量をいただいていた会社が2社倒産されてしまい、
うちもずっと売上に苦戦していて、その後どうにか立て直すためにいろいろ試していた時期がありました。
その中で、登録して仕事を紹介してもらうためのサイトやアプリが商業カメラマンでも登場し始めていて、
当時ほぼ消滅しつつあった雑誌の撮影の代わり程度にでもなれば、と思い登録しました。
その後売上は順調に回復して、これからようやく安心して頑張れるな、というタイミングで息子が産まれ、
希望でいっぱいになった矢先、今度はコロナ。
また絶望しながら、仕事がゼロという恐ろしい月を何回も経験しながら、登録サイトも様々なものを試しました。
現在も別に楽ではないですが、とにかく40代は本当にめちゃくちゃでした。
最近流れてきたThreadsの広告内容が、
「カメラマンになるために散々苦労してきたのに、マッチング系に登録したら、ギャラが安過ぎてやってられない」
というものでした。
続きを見たい人はThreadsやって、なんでしょうが、個人的には煩わしいなぁ、でした。
マッチングサイトを運営している会社が、儲けるためにやっていることなので、
中抜きは当たり前なんです。
撮影金額自体低価格のものが多くて、そこから3割から4割抜かれると、必然的に、
撮影費は、お小遣い程度になってしまいます。
撮影内容は案外大変なものが多いのですが、金額的には、
カメラの使い方を知っている人にバイトで来て欲しい、程度の価格です。
2,3万もらえれば良い方。
数千円の仕事のが乱立して提示されている世界。
特殊業務としてカメラマンを認めておられるお客様は、そもそもカメラマンとのつながりをお持ちで、
仕事内容に見合った、ちゃんとした金額をお支払いいただけます。
僕の知り合いのカメラマンは昔から、「そんなもんをやることでカメラマンの価値が下がるくらいなら、やらん」、
というポリシーで、それも僕は正しいと思います。
僕自身は、普段10万円の仕事が、総額6万円、手数料引かれて3万円になるなら、かける労力を1/3にしてやろう、
って発想で、仕事を受注してました。
なぜなら僕は田舎に住んでいて、仕事の数を取ろうと思うと、そういうサイトに頼らざるを得ない側面があったから。
仕事を回してくれるカメラマンが身近にいないから。
腕が鈍りそうで怖かったので、コロナ禍からコロナ明けの一年位は、とにかく入札を繰り返して仕事を繋いでました。
ここ一年ほどは、コロナ禍を抜けてようやくいろんなカメラマンの仕事が安定しつつあるためか、
マッチングサイトではまともな金額の案件が激減して、ほぼ利用しなくなってます。
厳しいマニュアルが設定されていて、何かあるとカメラマン責任になる仕組みのサイトもあって、
そういうサイトでの安価で大変な仕事は全てやめてしまいました。
何が言いたいかというと、仕事が少なくてそういうサイトに頼らざるを得ない状況なのは、
環境要因もあるとは言え、厳しく言えば自分自身の責任ということです。
僕で言えば、都心部に出ずに仕事をする、という選択をしたことで、細かい案件は取りこぼすことが、
大袈裟に言えば運命付けられてました。
それに、カメラマン同士で仕事を回す際も、僕らより世代が上のカメラマンは、
ダイナミックな中抜きをされることが多く、それを考えれば運営会社に中抜きされるのも変わらんやん、
とも思います。
現在頼らなくてよくなってきているのは、単に僕の昔からのお客様の仕事量が復活したことと、
ジワジワと、ですが、新しいお客様がまた増えてきていることが要因です。
世の中のカメラマンの仕事に、驚くほど安い仕事があることに、腹を立てられる気持ちはわかります。
嫌ならやらなければいいし、ちょっと修行がてらやってみるか、って思えるならやれば良いと思います。
楽に食えなくてもしょうがないじゃないですか。
先日息子のブランコを押しながら、
「おれも一回くらい、お金にじゃぶじゃぶ余裕のある生活してみたいなぁ」って言ったら、
嫁さんに爆笑されました。
そんなやつはこんな仕事選ばないですよね。
ようやくカメラマンでご飯が食べれるようになった30歳の頃、数千円の雑誌の仕事をできるだけ多くこなす、
ということを、30代後半までやっていたことを考えれば、マッチングアプリはアレの代替のようなもの。
ブーブー言わんと体動かしてどんどん仕事せんかい、と自分に言い聞かせてます。
カメラマンって、理屈を言うわりに体を動かさないタイプがわりと多い気が。
おれはジジイになってもやってやるぜ、ってずっと思ってます。
あと、カメラマンという業務の性質上、今後マッチングサイトがどうなっていくのかも興味があります。
運営されている方々は現在かなり厳しいのでは、と想像します。
良くも悪くも、コロナなどを経て時代が大きく変わってますね。
by iidacamera
| 2026-02-18 11:07
| 日々
|
Comments(2)
爆笑してくれる奥様と、そんなご家族との関係性がとても素敵です。
自営業は特に、自分で選んだ道を自分で正解にしていく気概が必要なんですね。
自営業は特に、自分で選んだ道を自分で正解にしていく気概が必要なんですね。
0
> yukiさん
嫁さんは僕との付き合いが長くて、浮き沈みの激しさにも慣れてしまったようです。笑
マッチングサイトやアプリは少なくとも、ゼロから仕事を掴むためのものではないですが、
今の時代、カメラマンの仕事の一面を経験するものとしてはナシではないです。
ゼロからスタートの若いカメラマンがどう仕事を掴むのか、僕は世代が離れてしまって、
もはや想像もつきませんが、頑張ってもらいたいなぁと思います。
嫁さんは僕との付き合いが長くて、浮き沈みの激しさにも慣れてしまったようです。笑
マッチングサイトやアプリは少なくとも、ゼロから仕事を掴むためのものではないですが、
今の時代、カメラマンの仕事の一面を経験するものとしてはナシではないです。
ゼロからスタートの若いカメラマンがどう仕事を掴むのか、僕は世代が離れてしまって、
もはや想像もつきませんが、頑張ってもらいたいなぁと思います。

