父のカメラ
前々から、「俺が使えなくなったらお前に譲る」と父が言っていたカメラが3台。
D7000、D5500、D750。
僕は職業柄と、もともとの性格のせいで、カメラをかなり慎重に扱いますが、
父はわりと扱いが荒かったこと、最後の一台、D750を購入した頃には、
大手術をしてリウマチを発症してしまい、大きいカメラがしんどくなったため
カメラをアスファルトに落としてしまうシーンを何度か見ました。
そのため、譲ると言われても「別にいらんけどなぁ」が本音でした。
最近の父は、体を起こしていることもままならなくなってきていて、
介護も大変になってきています。
父の介護ベッドの周りを模様替えするため、母が奮闘していたので手伝っていたところ、
D750が衣装ケースから出てきました。
なんでこんなところから、と思いましたが、父に「使って良い?」と聞くと、
いいよ、とのこと。
24−120のセットだったはずなのですが、ズームは見つからず。
父もどこにあるかわからない、ということなので、とりあえず50mmだけ。
電池を充電すると、動きました。
テスト。
ひと昔前のカメラ、とかどうでも良いくらいよく写りますね。
ちなみに、このカメラはアイピースがない以外、特に大きな傷はないようです。
アスファルトにクラッシュしたのは、D7000と24-120の組み合わせだったのか、
D7000は電池を入れても、AFが動かなくなっていて使えませんでした。
D5500も行方不明。
翌日、父に断って、最近カメラで写真を撮ってみたいと言っている娘に手渡してみました。
以下、娘撮影。
息子に念入りに虫除けスプレーをする僕。
日の丸構図で、ピントを合わせて撮る、は、すぐにできました。
露出補正のやり方も覚えたようで、絞りとシャッタースピードの理屈が分かれば、
写真のことがもうちょっと理解できるかもしれません。
ただ、教えたところですぐに飽きて辞めてしまうのが目に見えているので、
好きなようにやらせてみようと思います。
動く限り、家族カメラとして頑張ってもらいます。
レンズはどうしても広角が欲しいので、中古の懐かしいAF-Dの28mmを注文しました。
1万円程度。
安くなりましたね。
父からの預かり物なので贅沢は言えませんが、個人的にはD780が良かったな、と思いました。笑
by iidacamera
| 2024-06-28 15:01
| 機材
|
Comments(2)
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by
bonyaly
at 2024-07-08 20:47
x
猫の写真にハッとしてしまいました
こういう魔法のような写真は僕にはもう撮れないなあと思います
最近殊更に自身の老いを自覚するようになってきました
一方で別エントリー カラスコ28mm の
2枚目(奥に続く蓋付き側溝)のような写真
MFでフォーカスリングを回す感じに
すごくシンパシーを感じてしまいます(笑)
こういう魔法のような写真は僕にはもう撮れないなあと思います
最近殊更に自身の老いを自覚するようになってきました
一方で別エントリー カラスコ28mm の
2枚目(奥に続く蓋付き側溝)のような写真
MFでフォーカスリングを回す感じに
すごくシンパシーを感じてしまいます(笑)
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by
iidacamera at 2024-07-11 10:10
> bonyalyさん
子どもの視線はまっすぐだなぁと思いますが、同時に絵を描くのが好きな娘は「画を作る」、
という、技術的なことを理解し始めているので、年齢的なこと、成長ということとかを、
写真を撮らせてみて考えてしまいました。
写真を撮る、という作業が、そのまま娘の成長とリンクするんだなぁと思います。
最近はもうカメラの重さがちょっと苦になるようで、撮りたい撮りたいではなくなったので、
また数年経ったころに娘の写真を見てみたいなぁと思ってます。
MFでジワっと、もしくは距離指標だけでバンバンリズム良く撮る、とかは、技術的にも情緒的にも、
一定以上の世代に染みる方法ですね。笑
子どもの視線はまっすぐだなぁと思いますが、同時に絵を描くのが好きな娘は「画を作る」、
という、技術的なことを理解し始めているので、年齢的なこと、成長ということとかを、
写真を撮らせてみて考えてしまいました。
写真を撮る、という作業が、そのまま娘の成長とリンクするんだなぁと思います。
最近はもうカメラの重さがちょっと苦になるようで、撮りたい撮りたいではなくなったので、
また数年経ったころに娘の写真を見てみたいなぁと思ってます。
MFでジワっと、もしくは距離指標だけでバンバンリズム良く撮る、とかは、技術的にも情緒的にも、
一定以上の世代に染みる方法ですね。笑