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デーライトなスナップ

キャンディッドというやつ

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今回の話は写真家さんに怒られるかもしれません。

先日渋谷での撮影中、建物の外観を撮影するため、大通りを挟んで反対側に、
三脚を立てに渡りました。


ベンチに高齢の男性(以降『おじいさん』と書きます)が腰掛けられていて、
その隣あたりが仕事での撮影ポイントに決めていたので、そこに三脚を立てようとして気づいたのですが、
とある男性がX-T系の背面液晶を見ながら体は別の方を向けて、レンズだけおじいさんに向けてました。

ああ、なんかストリートスナップ的なことやってるんだろうなぁ、って思いながら、
ベストタイミングを狙ってるのか、いつまで経っても切り上げないので、
前に割り込んで三脚を立てました。

振り向くと、男性はがっかりした表情で立ち去っていかれました。

少し中年の太り方、サングラスに髭、チリチリで長めのヘアスタイル、
ダボダボのストリート系(?)のファッション、どこかの雑誌かwebで見かけた人やなぁ、
と思いながらその姿を見送り、仕事を再開。

その後ずっとそのことが引っかかってました。



撮られる側が気づいたら、ギョッとするようなことをやっている、
ということは、子どもの頃から言われている「人が嫌がることはしない」、
と真逆なんですよね。

ストリートスナップを雑誌やなんかで論じる時、法律的にアウトかセーフか、
みたいなことばっかりで、実際に撮られた人の気持ちなんかはそっちのけ、
なんですよね。

アートか否か、みたいな話とかよりもっと考えることがあると思います。


自分自身写真を撮る以上、完全否定のできることではないのですが、
何か最低限のマナーが欲しいなぁ、とはいつも思ってます。

少なくとも、堂々と撮影する、とか。
変な主張でしょうかねぇ?

渋谷の件でいちばん引っかかったのは、コソコソ撮ることと、撮っている時間の長さ、
両方でした。

















by iidacamera | 2024-05-21 17:00 | 写真を考える | Comments(4)
Commented by ふくろう at 2024-05-22 07:11 x
少なくとも、堂々と撮影する、とか。」はとても同意できます。
新宿や渋谷や池袋、浅草などで撮っている人は、撮影行為が気づかれてないと考えているのか、こそこそ他人を撮る人が多いし、注意すると歯向かってきて下品な人がいますね。
「構えて撮る」「ファインダーをのぞいて撮る」「撮られる人が嫌な素振りを出したら撮らない」など撮る人は一歩引いてほしいです
Commented by iidacamera at 2024-05-22 11:42
> ふくろうさん

僕は東京の事情に明るくないのと、そもそもキャンディッドというジャンルを、
皆さんがどう撮影されているのか理解しておりませんが、人の行為や営みが面白い、
というのは全人類共通なのかもしれません。
大都市で人口が集中する場所で、僕自身出張の間におかしなことが何回かあって、
そういうことを経験できる場所で人物スナップを撮影する、というのは、
入れ食いに近い行為なんでしょうね。

写真を撮ることについて、考えさせられてしまいました。
背面液晶で撮るにしても、ちゃんと被写体に正体してくれてたらこれほど嫌な後味ではなかったのかも。

帰宅してからも1週間くらい、そのことばかり考えていました。
Commented by 富士 at 2024-05-31 06:10 x
デジタルカメラが繁栄した現在は撮る事がありませんが、私が街角で人様を撮らせて頂く時(顔が映る時)は声をかけてからでした。なので拒否される事も勿論あったりと。
なのでキャンディッドのような不意打ちの自然な写真ではありませんが、撮る時はできる限りごく自然な表情や姿を撮らせて頂いてました。
そしてもう一つ、撮る時に時間はかけません。
そんな趣味ももう昔の話となってしまいました。^^;
Commented by iidacamera at 2024-05-31 07:32
> 富士さん

キャンディッドというジャンルが、デジタルになったのを境に世の中的に難しくなったのは、
ある意味仕方ないように思います。
フィルムとは拡散の仕方が別次元なので。

写真を撮る側の写真に対しての向き合い方とか、写真の扱い方とか、そういう曖昧なものに、
被写体になったものは委ねるしかないので、撮る側はできるかぎり本人なりのモラルやルールを、
しっかり保って欲しいと思います。
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