一億画素にクラクラした日
以前も書きましたが、僕の中で、ファミリーカーとしては一番欲しかったシャランを買って、
仕事もメインは中判カメラに切り替えて最上級の装備で撮影する、ということをした目的は、
背水の陣を敷く、という意味でした。
要は、これ以上のものは要らないという状態にして、これ以上は必要なもの以外はできるだけ切り捨てる、
ということです。
45歳を迎える数ヶ月前から、70代半ばで体調を崩して、現在は家族の手伝いが必要になってしまった、
自分の父親を見ながら、自分自身も、シンプルに生活して、できるだけ無駄を省いていく、
そのための最上級、でした。
結果、意味のない物欲はほぼなくなり、あまり使うことなく加入し続けていたadobe premia proなどの、
仕事での不要なサブスクは解約。
プライベートで加入しているサブスクも、どの道必要なアマゾンプライム以外は解約。
ここ数ヶ月、社会人になって初めて、お買い物をしないことがどれだけ楽なのか、初めて知りました。
物欲は大事な時もありますが、やっぱり何かを所有する、っていうことはすごいパワーが必要なんですね。
ここまで書いて、実は昨日・一昨日と危なかった話です。
僕はマップカメラのライン会員になっていて、特価情報がラインで通知されるのですが、
一昨日、GFXの特価情報が来て、通常69万円のGFX100Sが、新品特価で59万円という通知。
市場を考えると激安です。
位相差AFがいいなぁってずっと思ってる僕は、どうやったら買えるかを算段し始め、
足が出ないように買うためにはアレとアレとGFX50sii予備機を売却すれば、というところまで行きました。
ポチッと押すかどうか迷ったまま、どうにか興奮を鎮めて昨日の昼過ぎまで悩んでましたが、
よく考えたら1億画素で位相差AFが装備されていても、そんなにバシャバシャ撮れない、っていうこと、
カメラの性質上そもそもそこまでAFが早くなくても大丈夫っていうことを思い出しました。
もちろん5000万画素に位相差AF装備してくれてたら即買いなんですが。
加えて、MacBook Proも買い替えを急いだ方がいいのに我慢中、Gマウントでは20-35発売を待機中、
来年は広角シフト二本も発売されて、多分買わないといけない、ってことを思い出して、
無理してボディを買ってどうするねん、って考えてようやく、血迷っていた頭が冷め始めました。
本当に危なかったです。
この仕事の危険な面ですね。笑
今回の写真は、下取りに出されかけたかわいそうなGFX50Siiです。
いや、めちゃくちゃ気に入ってるカメラですよ。
多分僕の写真人生では一番だと思います。
X-Pro3と同じくらい。
長い付き合いになりそう、って自分に言い聞かせてます。
by iidacamera
| 2022-08-09 17:00
| 機材
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