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デーライトなスナップ

X-Pro3現場復帰

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誰も覚えていないかと思いますが、2年前にこのカメラを購入してから数ヶ月、このブログ内で、
光学ファインダーの倍率が変えられないこと、18mmが実質対応画角ではなくなったこと、の2点に、
このカメラの存在意義はなんやねん、ってめちゃくちゃ文句を書きました。

使う度に悶々として、だんだん使用機会が減り、2020年秋頃からは防湿庫で過ごす機会が増え、
最近はたまに手にとって眺めるだけでした。

僕はカメラに対しては割とドライなので、独立を応援してもらった親のありがたさを覚えておくために、
EOS5Dを手元に置いている他は、ほとんどのカメラは必要ないと判断したら手放してしまいます。

それにも関わらずこれを売れなかったのは、ライカ以外でブライトフレームで撮れるカメラ、
チタン外装のカッコよさのせい。
後、内装・建築の設計・デザイン事務所を出した友達が僕にポートレイトを撮って欲しいと言うので、
このカメラを持参すると、「こんなカッコいいので撮ってくれるの!?」っていう言葉が妙に響いて、
思い入れも深まってしまったのが原因です。



最近ファインダー全面を使って拡大するMFのテンポの悪さが気になることが多くて、かと言って僕の撮影方法は、
プライベートでは好きな光景を探しながら、出会った場所をゆっくり切り取る、っていう淡々としたもので、
素早いAFが欲しいわけでもなく、どうしたもんかな、って考えてました。

そういやX-Pro3の小窓って便利やったっけ、って思い出してMFレンズと持ち出してみて、衝撃。

ずっとこのカメラ見くびってましたが、MFレンズでの撮影はライカの次くらいにピント合わせ早いかもしれません。

特に電子接点のないレンズではEVF小窓で倍率を100パーセント拡大のまま、ブライトフレームを覗くと、
慣れればかなりレンジファインダーに近い感覚でのピント合わせが可能です。

X-Pro2からできたような気はしますが。笑

AF性能がかなり良くなっているのでAFを使いたい気もなくはないですが、とりあえず僕の中で存在意義が再び生まれました。

ちなみにメガネをかけた状態でファインダーを覗くと、僕の場合大体16〜18mmの範囲が見えているようで、
適当に17mmでスナップすることも可能です。
正確に画角を見たければEVFにするか、小窓を全景表示に切り替えるか、ですが。


今日、柘榴(ざくろ)という地域を撮影してますが、1時間ほどの撮影が、久しぶりにフィルムカメラの頃のようなテンポで、
心底楽しかったです。

Xマウント用のノクトン欲しくなりますね〜。












by iidacamera | 2022-03-15 16:42 | 機材 | Comments(0)
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