MC-11を使ってみる
ここ数年で一番びっくりした機材かもしれません。
今更このネタは、ずっと前に導入してる人がたくさんいると思われるのであんまり需要はないのかもしれませんが、
自分のように、一応ソニー機を一台持ってて、未だに導入を迷っておられるキヤノンユーザーには、
少しはお役に立つのかもしれません。
ということで、以下、興味ある方のみどうぞ。
正直、マウントアダプターでキヤノン用シグマレンズのAFが効く、って触れ込みで発売されたときに、
どうせほどほどのAFなんやろ~って思ってた。
α7RiiにソニーのGMレンズ群はキヤノンで仕事用に良いズームが揃ってる現状で、特に意味がないので、
ソニーはず~っと単焦点用、って使い方しかしてなかった。
ただ、現状プライベート以外でそれほど活用できてないカメラってのもどうやろう、って思って、
知り合いのカメラマンに持ってるか聞いてみると、良いよ、っていうお話。
自分よりソニー機をちゃんと使ってらっしゃるようなので、貸してもらおうかとも思ったけど、
大阪事務所に全然行けてないので、借りた後お返しするのもいろいろとタイムラグがありそうで、
結局買ってしまった。
自宅にはテストに付き合ってくれる被写体が居るので、土日使ってみた。
これから書くことは危なっかしいので鵜呑みにせずに、これからの導入を検討されてる方々はご自身で、
必ずお確かめください。
あくまで僕が使ってみた感想で、正確な情報ではないかもしれません。
手元にあるEFマウント用AFレンズは、
・シグマ24-105F4アート
・EF24-70F2.8LⅡ
・EF70-200F2.8L ISⅡ
・EF16-35F4L IS
・EF11-24F4L
・EF100mmF2.8マクロ(非Lです)
・EF50mmF1.8STM
・EF35mmF2
・EF40mmF2.8
ボディは、α7RⅡ。
これ、全部テストしてみたけど、どれもAFできます。
思ってたより速い!!
で、これから書くことがキヤノンユーザーの肝なんじゃないかと思うんやけど、ホンマなんか未だに分からない。
シグマ24-105は、正直わざわざソニーボディで使う気にならないような、まったりしたAFです。
ただ、料理撮影なんかでAFをほぼ使わないような写真やと特に問題ないかも。
何故かAF-CだとAFスピードが上がるように感じる。
瞳AF(RX10Ⅳを使うまで、α7RⅡに瞳AFがあることを忘れてました)は、一応作動しているようやけど、
もともとハッキリと目が認識できないとちょっと怪しいα7RⅡなので、シグマレンズでは娘の目と、
いっしょにテストに付き合ってくれた自分の母親の目は認識できませんでした。
キヤノン純正レンズは、公式には全てMC-11非対応。
実際にマウントしてみると、瞳AFは使えないみたいやし、広角ズームでは細かいもののピントも最初はイマイチに感じた。
で、ちょっとがっかりしながら、広角系で細かいものが苦手ならフレキシブルスポットをMサイズにしてみたらどうかな、
って試してみると、スッと合焦。
だいたい任意の場所にピント合わせができてます。
今回の娘の写真は、24-70と16-35だけやけど、AF-S、AF-Cをちょこちょこ切り替えながらテストを繰り返してみて、
ああ、こりゃもう何の問題もないわ、っていうレベルやと思われます。
シグマレンズより、キヤノンレンズの方が明らかにAFが速いのはどういう訳なんやろう。
キヤノンがミラーレスをやるぞやるぞ、ってアナウンスしながらユーザーに期待感を持たせているのは、
一方ではかなり焦り始めてるのかも、と思ってしまうくらい、手元のEFレンズはサクサク使える。
もちろんカメラやMC-11のファームによって必ずしも自分の感想とは一致せえへんと思われるので、あくまでも、
自分の環境で試した範囲でのレビューになってしまいますが、すごい商品ですね、コレ。
ユーチューバーの方々のレビューでは、EF100-400の合焦が遅いとか、EF50mmF1.8STMの絞り値が、
正しく表示されないとかいう報告をされてたり、別のサイトのレビューでソニー純正ストロボが、
正しく発光されない、っていう報告もあるので、ボディの世代とかファーム、MC-11のファームによって、
全然結果が変わってくる可能性があります。
個人的にもストロボ関係が試せてないのですが、その辺は追々。
とりあえずはAFが関係ないTSEのレンズ2本と他の広角系を三脚を使ってちゃんとテストして、
周辺画質とか含めて特に問題なさそうなら、建築系から始めてみたいです。
これは使える!、っていう印象で久しぶりに舞い上がっております。
※追記
望遠域、マクロレンズでピント移動が多い時はAFが合わないこともありますが、MFである程度まで合わせておくと、
スッと合焦します。
この辺は純正レンズを使ってるわけではないので、ある程度人間側が合わせていく必要もあるようです。
by iidacamera
| 2018-04-16 11:06
| 機材
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