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デーライトなスナップ

ファインダーの話

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仕事で毎日のように光学ファインダーを覗いてるせいか、未だに、評判の良いE-M1のEVFでさえ好きになれん。
E-M1はトータルではもちろん気に入ってるけど。

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仕事でも、商品撮影とか食べ物の撮影、建築の撮影なんかはライブビューでピント合わせをMFで、
って作業は当たり前やけど、どうしても撮る直前に光学ファインダーでも確認してしまう。
構図だけOVFで先に決めてしまうことも多い。

理由は良く分からんけど、クリアなファインダーをじっくり覗いてると、ミスが減る、ような気がする。

例えば商品へのライティングの確認とか、内装の撮影で余計なものが写ってないかとか、ザッと見渡せる気持ち良さ。
EVFとか背面液晶で拡大して余計なものが写ってないかチェックする、っていうのは実はちょっと違うみたい。

一発で見渡せて、ミス等々に気付きやすい、っていうのが大きい。
いやまあ、思い込みかもしれんけど。
でもやっぱり違う気がするなぁ。

ちなみに確認を背面液晶でしかしてないと、けっこうミスが出やすいのは確か。

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そういうメリットは動体を追いかけやすいとか以上に、自分にとっては大事なことやったりします。
もちろん人物撮影なんかはOVFの方が圧倒的にやりやすいし。

逆に言うと、EVFにもまだまだ進化の余地がある、ってことで、そういう意味では将来が楽しみ。

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デジタルやねんからEVFが進化していくのは当たり前やろうけど、一眼レフ中級機以上は多少大きくなってもいいから、
ファインダー倍率をもっと上げるべきやと思う。
EVFでは表現できん世界やと思うねんけどな~。

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そこら辺を各メーカーが頑張る気がなければ、やっぱりOVFって終わっていくのかもしれないですね。


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何を憂えているわけでもないけど、なんとなく今の一眼レフの在り様が好きでもあり不満でもあるので。

スタジオ時代、GX680のアイレベルファインダーが見やすかったのを思い出しております。


こういう話は最近あんまりしてなかったなぁって思いながら過去のエントリーを眺めてたら、ほぼ同じ内容の記事、
けっこうありました。
by iidacamera | 2014-07-10 21:00 | 機材 | Comments(4)
Commented by hiro_clover at 2014-07-10 22:12
自分はE-510でカメラデビューだったので、
ファインダーに関してはハードルが低いのかなぁと思うんですけど、
それでも、E-510からE-5にした時はクリアな見易さに感動したのを覚えてます。
それでもAPS-C並みの大きさなので、35mm判フルサイズのファインダーは別次元なんでしょうね。
α900のファインダーを店頭で覗いた時は凄いと思いましたけど、
ソニーが光学ファインダーやめちゃったのは今更ながら残念ですね。
キヤノン、ニコン、ペンタックスにはこの先も光学ファインダーを作り続けて欲しいです。

EVFはフォーサーズのような小さなセンサーでもフルサイズ並の大きなファインダーを実現してくれたので、
この先の進化が楽しみです。(^_^)
Commented by iidacamera at 2014-07-11 01:28
Hiroさん

35mm版フルサイズ、現行のやつはどれも狭く感じます。
どっちかっていうと仕事目線な話なんですが、現行のカメラなのでAF主体でファインダーは明るく、
ピントの山はちょっとつかみづらいっていうのは、正直理にかなってて仕方ないと思うんです。

ただ、倍率をあと一回りでも大きくして、じっくりと見渡せるくらいにしていただけると、
もっと撮影に集中できるのにな~っていうもどかしさから、ブツブツいってしまいました。

今くらいの75%とかの倍率が構図を把握しやすいのかもしれませんいけどね~。

僕もα900の時、ああ、こんな一眼レフはこの会社しか作れんやろうな~って思ってたんですが、
その後の切り替えの早さにひっくり返りそうになりました。
OVFなくなっちゃいましたね。
さすがソニーやなぁとも思いましたが。(笑)

EVFはカメラを振ったときのちらつきやブラックアウトの長さ、精細さ等々、まだまだ改善の余地がありますよね。
その分、10年後くらいにはどえらいことになってそうな予感がします。
Commented by bonyaly at 2014-07-12 12:45 x
昔のカメラの、ピントリングを回すとぼんやりと像が浮かび上がってくるあの感じ。薄暗い覗き窓の中っていうのがまた見世物小屋の中のような、なにか日常とは違ういけない世界を覗き見ているようで大好きだったんですけど、今はもうそういう呪術めいた世界は殆ど見当たらなくなっちゃいましたね。そんなことを考えていたら3枚目の昔風の覆い焼き仕上げの写真、「垣間見る」構図とともにグッときてしまいました。
Commented by iidacamera at 2014-07-12 19:09
bonyalyさん

カメラの自動化ってすごいことですし、いろんな人が気軽に写真が撮れるのはとても良いことだと思います。
ただ、それに伴って人間の技術が不要になっていくと、カメラにも必然的にロマンがなくなりますよね~。
そういう意味ではしょうもない話ですがペンタックスとかリコーはまだ何か感じるものがあります。

ちなみに3枚目の写真は撮る時に仕上がりのイメージができてしまってたような感じもあって、
自宅で写真をパソコンに落としてから仕上げるまで時間がかかりませんでした。
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